オリンパスOMシステムの紹介の途中ですが、コンパクトフイルムカメラ「オリンパストリップ35ブラック」の話をします。
マイファーストカメラはオリンパストリップ35です。
その昔、このカメラもOM-1とともに中古カメラ店に売ってしまったようです(記憶にない)。
良いカメラだったのになあ…。
一時の感情で手放さなければよかったのに~。
と、ときどき想い出すカメラでした。
ここのところのOMシステム構築のために中古店を回っているときに、あれっ? あのカメラが置いてあるぞ、しかもブラックで。
ネットオークションなど調べてみると、ブラックは超レア、シルバーボディの完動品はそれほど程度の良いものはなく、ジャンク的に1000~3000円で売られています。そうだよなあ、30年以上も前のいわゆる「バカチョンカメラ」だもんね。
気になってしょうがないので、再度その店を訪ねてみると、「連れて行って!」という声が聞こえてきました。
想い出のカメラでもあるし、当時のシルバーではなく、見たことのないブラックボディでもあり、連れて帰ることにしました。
RICOH GX200 at f2.9 1/15sec.(ISO154)
うしろ姿です。
<オリンパストリップ35の仕様>
・フイルムサイズ:24×36mm(35ミリサイズ)
・レンズ:D.ズイコーF2.8 f=40mm(3枚4群)
・シャッター:オリンパスシャッター、(自動)プログラム式EE(1/30秒・1/250秒) (手動)1/30秒、シンクロ×接点
・手動絞り目盛:F2.8-22
・ファインダー:ブライトフレームファインダー0.55倍、パララックス(視差)補正マーク付、ゾーンフォーカスマーク直視、露出不足時赤警告マーク付
・フィルム装填:ELシステム(イージー・ローディング)
・フィルム巻上:リヤーワインディング、セルフコッキング、自動巻上、二重露出防止、二重巻上防止
・フィルム駒数系:順算式、自動復元
・フィルム巻戻し:クランク式、巻戻しボタンセット式
・ピント調節:ゾーンフォーカス式(4点調節)、m(メートル)、ft(フィート)距離目盛付
・露出調節:露出計による自動調節(EE)、露出不足時レリーズロック装置付
・EE可能範囲:EV8~17(ASA100)
・フィルム感度目盛:ASA25~400
・裏蓋開閉:蝶番式
・アクセサリシュー:コードレス接点付
・大きさ・重量:116(巾)×70(高)×57(厚)mm、410gr
以上、使用説明書より(丸写しです)
・発売時期:1968年
・発売時価格:14,800円(ブラックボディは1,000円高)
RICOH GX200 at f2.9 1/13sec.(ISO154)
2月に行なわれていた「松屋銀座第31回世界の中古カメラ市」でTRIP35用の本皮ケースを発見。純正付属品のケースは当然持っていないので、買うことにしました。値札には当時の価格? 2,730円とありますが、500円で売っていました。
RICOH GX200 at f2.9 1/13sec.(ISO154)
本皮ケースにピッタリと収まりました。
RICOH GX200 at f2.9 1/10sec.(ISO154)
ストラップはお洒落に「ARTISAN&ARTIST(アルティザン&アーティスト)ACAM-103BLK」にしました。カメラより高い?
オリンパスHPより:
昭和43年(1968年)発売のオリンパストリップ35は、ペンEESをベースにしたフルサイズの小型EEカメラ。小旅行に気軽に持って行けるカメラとして「トリップ」と名付けられました。高品位な描写力と使いやすさ、故障の少なさ、安い価格が人気を集め、以後20年間、シリーズ生産台数1000万台を突破した超ロングベストセラー機です。
RICOH GX200 at f2.9 1/8sec.(ISO154)
えーーーっ!?
予想以上に良く写ります。
OLYMPUS TRIP 35 フルオート露出
FUJIFILM PROVIA 100F Professional RDPⅢ135(ISO100)
色のりもまあまあですね。
昔のフイルムカメラの方が、現在のものよりもよっぽど良かったりして…。
OLYMPUS TRIP 35 フルオート露出
FUJIFILM PROVIA 100F Professional RDPⅢ135(ISO100)
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