PENTAX LX 2000試し撮り_7_PENTAX LX 2000ペンタックスフォーラムに入院
これは、2009年4月の出来事です。
ここまでご紹介してきましたとおりPENTAX LX 2000の試し撮りをしていましたが、途中に「あれっ?」、レンズのSMC PENTAX-A 50mmF1.2 Specialの絞りが変…。
普段は開放のf1.2になっているハズなのに少し絞りが閉じているじゃないですか。f2程度になっている・・・、何で?
絞りが1段ずつズレているようです。試し撮り中、フイルムが2本目の途中で気づきました。
さっそく中断して、新宿センタービルにあるペンタックスフォーラムに行くことにしました。
レンズは、”絞りf1.2開放不良”ということで、その場で修理が完了しました。
絞り羽根を支えているところがズレていたとのこと、珍しい現象だそうです。
せっかく来たのだからついでにLX 2000の点検をしてもらいましたが。。。。。
<診断結果>
①シャッタースピード1/125以上は正確な速度が出ていない(1EVオーバーとなる=1/2000が1/1000で切れる)
②X接点(ストロボシューではない)不良によりシンクロできず
という2つの不具合が見つかったのである。
製造されて約9年間、電池も入れず、一度も使わなかったことが原因ではないかと言われました。
カメラは機械なので、ときどきシャッターを切ったりしていなければ、オイルが切れたりして不具合になったのだろうと。
修理について問題点の説明がありました。
修理には革をはがす必要があり、LX2000特有の限定色の茶革の在庫がないので、うまくはがれなかったら、最悪の場合ノーマルLXと同じ黒になるかもしれないって。
製造後、1度も使われなかった”こいつ”、初めてフイルムを2本通されて、”ぽよりん”に不具合を発見され、オリジナルの茶色でいられなくなるって。
修理を依頼するのはやめにして、いったん家に帰りました。
そして、1週間”こいつ”を毎日眺めて、触って、どうしようか悩みました。
カメラとして生まれてきたのだから、メーカー基準値に整備しよう、そのときにオリジナルの色と異なってもいいや。
”こいつ”と出会ってしまったのだから、入院させて、直してやろうと決断しました。
RICOH GX200 at f2.7 1/6sec.(ISO154)
新宿センタービルのペンタックスフォーラムに連れて行きました。
不具合の場所だけではなく、せっかくの入院だからオーバーホールをお願いしました。
RICOH GX200 at f3.6 1/200sec.(ISO64)
これまでずっとニコンだけだったので、ペンタックスのサービスセンターは初めてでした。対応は丁寧で、説明はしっかりとしていたので非常に好感が持てました。安心して入院させました。
2週間後に元気に退院してきました。茶色の革も問題なく、綺麗な姿で帰ってきました。
実は、待っている2週間のうちに”こいつ”用のレンズをいくつも買ってしまうのでした。
そして、その後、また入院することになるとは、夢にも思いませんでした。
教訓:使っていない未使用品のカメラ購入には注意!! 機械なんだから適度に使われているものの方が良い!
RICOH GX200 at f2.5 1/100sec.(ISO64)
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