カテゴリー「花_キク」の14件の記事

2009年7月 3日 (金)

紅葉見ごろには、まだ早い新宿御苑_皇室ゆかりの菊花壇展

皇室ゆかりの菊花壇展(★)が行われていました。(撮影日:2008/11/14)

1_r0010786 大菊花壇(※) です。

RICOH GX200  at f4.1  1/23sec.(ISO64)

2_r0010789 ※ 大菊花壇 (おおぎくかだん)
作り始め:明治17年(1884)
木の素材をいかした障子屋根のよしず張りの上家に、大菊の厚物と厚走りの39品種311株を1本仕立てにして、黄・白・紅の順序に、45度の角度で1列1種として植え込んだ花壇です。
配色の美しさが昔の神馬の手綱の模様に似ていることから、このような植え込みの技法を手綱植えとよんでいます。
厚物は、花びらの先端が中心に向かってうろこ状に丸く盛り上がって、手まりのような形になるのが特徴です。厚走りは、一番外側の花びらが長く飛び出ています。
1本1本の花の美しさはもちろんのこと、各列に並んだ花の整形美や色彩の変化、これに調和する建物の総合美を鑑賞します。

RICOH GX200  at f4.1  1/18sec.(ISO64)

3_r0010793 懸崖作り花壇(☆)です。

RICOH GX200  at f4.1  1/18sec.(ISO64)

4_r0010794 ☆ 懸崖作り花壇(けんがいつくりかだん)
作り始め:大正4年(1915)
竹と木の素材をいかしたよしず張りの上家に、30鉢の大中小の山菊懸崖作りを、野趣にとんだ古木の花台の上に配色よく並べた花壇です。
懸崖作りは、山野に自生する野菊が、岩の間から垂れ下がって咲いている姿にヒントを得て作り始めたもので、野趣を生かした独特の味わいがあります。
懸崖作りに用いる菊は小菊で、分枝性の旺盛なものを摘心によって仕立てます。
この花壇に陳列している品種は、小菊のなかでも一重咲きの山菊とよばれる品種を用いています。

RICOH GX200  at f3.9  1/23sec.(ISO64)

5_r0010798 伊勢菊です。
伊勢菊は伊勢地方(現在の三重県松山市・津市)で発達した菊です。花びらが平たく、咲き始めは縮れていますが、開花するにしたがって伸び、垂れ下がって満開となります。花びらが長く垂れ下がるほど良い花とされています。

RICOH GX200  at f3.5  1/15sec.(ISO64)

6_r0010799 嵯峨菊です。
嵯峨菊は、嵯峨天皇の御愛の菊として、京都の大覚寺に植えられたものが始まりといわれる、もっとも古い歴史をもつ古典菊です。花びらが平たく、咲き始めは乱れ咲きに開き、次第に花びらがよじれて立ち上がり、全部立ちきって満開となります。雅趣に富んだ菊です。

RICOH GX200  at f3.5  1/11sec.(ISO64)

7_r0010791 日本庭園内の菊です。
夕方で暗いので鮮やかさに欠けますね。
来年、来る機会があったら、明るいときにしましょう。

RICOH GX200  at f2.7  1/125sec.(ISO64)

★ 皇室ゆかりの菊花壇展(HPより):
新宿御苑の秋の花といえば、日本庭園を彩る皇室ゆかりの菊花壇展。
毎年11月1日から15日まで、日本庭園にて開催し、期間中は特別開園期間として、毎日休まず開園いたします。
年に一度の晴れ舞台。菊花の艶やかな競演がおりなす、伝統美の世界。咲き誇る花々を愛でながら、新宿御苑で風情あふれる菊のお花見を是非お楽しみください。

<観菊会の歴史>
菊が皇室の紋章と定められたのは、明治元年(1868)でした。このときから日本国民にとっては、皇室と菊花が直接的な関係を持つようになります。
宮内省は皇室を中心として菊を鑑賞する為に、明治11年(1878)に赤坂の仮皇居で初めての「菊花拝観」を開催しました。明治13年(1880)からは「観菊会」と名称が変更になりましたが、以後昭和11年(1936)年まで、戦争、震災、大喪、御大典などの年を除き、毎年開催されました。
「観菊会」は、明治22年(1889)まで赤坂仮皇居、以後昭和3年(1928)までは赤坂離宮で開催されましたが、赤坂離宮の展示場所が大宮御所の造営敷地となったため、翌昭和4年からは新宿御苑で開催するようになりました。
昭和12年(1937)から昭和23年(1948)までは、日中戦争と第二次世界大戦の影響で観菊会は中止となりました。   
昭和24年(1949)5月21日に「国民公園新宿御苑」として一般に公開されるに及び、11月1日から15日まで、13年ぶりに菊花壇を日本庭園内に設け、宮内省時代から受け継いだ伝統の新宿御苑菊花を初めて一般に公開しました。
昭和26年(1951)からは一般公開中に特別招待日を設け、内閣総理大臣主催の「観菊会」を開催。昭和28年(1953)からは総理大臣主催の「観菊会」は取りやめ、所管の厚生大臣主催の「菊を観る会」へと変更になりました。そして昭和46年(1971)7月1日、環境庁発足とともに、厚生省から環境庁へと所管が変わり、環境庁長官主催の「菊を観る会」へと変わりました。昭和47年からは、特別招待日を設けての「菊を観る会」は催さず、期間中は環境庁長官招待による任意の「菊を観る会」となり、平成13年からは環境大臣招待として現在に至っています。

<新宿御苑の菊の栽培の歴史>
皇室の観菊会は始めは赤坂の仮皇居で催されましたが、その菊は赤坂仮皇居内の丸山仕立場(現在の大宮御所の一郭)で栽培されたものでした。 
その後、新宿御苑が庭園として大改造の行われつつあった明治37年(1904)からは、御苑でも菊の栽培が始められ、大正13年(1924)まで丸山仕立場の補助仕立場として、観菊会用の菊栽培、及び品種改良に重要な役割を果たしてきました。 
大正10年(1921)頃から栽培用の各施設は逐次丸山仕立場から新宿御苑に移設され、大正14年(1925)には赤坂に秩父宮御殿を造営するために、赤坂丸山の菊栽培場をすべて新宿御苑に移設しました。
以来今日まで、丸山仕立場時代からの長い変わらざる伝統を継承しつつ、新宿御苑の菊栽培が続けられてきました。
大正から昭和にかけては、観菊会の展示の規模、技術、デザインなどがもっとも充実した時期で、新宿御苑がパレスガーデンとして広く海外に知られるようになりました。

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2009年5月25日 (月)

第30回湯島天神菊まつり_盆庭

盆庭(総合花壇)です。

1_dsc_2104r真ん中にいるのは鶴ですかね。

Nikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f5  1/60sec.(ISO200)

2_dsc_2108r象ですね。
菊まつりの初日ということもあって、菊がまばらです。

Nikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f5  1/80sec.(ISO200)

※ 盆庭:
一人の栽培者が大小懸崖、杉作り、玉作り、木付け、大菊盆養、ダルマ作り、福助作り、古典菊、盆栽、造形など様々な菊を仕立て、一つのテーマをもって調和させて飾るものです。菊作りのすべてに通じたベテランがアイデアをこらした作品と云えます。

第30回湯島天神菊まつり」シリーズ全12回を終わります。

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2009年5月24日 (日)

第30回湯島天神菊まつり_盆栽

R0010500盆栽です。

RICOH GX200  at f4.1  1/68sec.(ISO64)

※ 盆栽:
山菊など盆栽用小菊を使用して、松などの木の盆栽と同じように、直幹、三幹、模様木、石付け、木付け、柳、筏吹き、懸崖など様々な盆栽を一年余りで作り上げます。たくましい根張り、古木のような風趣に富んだ幹、枝くばり、全体の品格によって優劣ができます。
東洋風のサビを好む日本人にはこよなく愛されます。

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2009年5月23日 (土)

第30回湯島天神菊まつり_千本咲

「千本咲 ※」と呼ばれる菊の形です。

1_r0010502RICOH GX200  at f3.6  1/176sec.(ISO64)

2_dsc_2134rNikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f5  1/100sec.(ISO200)

※ 千本咲:
前年の十一月頃から冬至芽を育て、摘芯を繰り返して枝数を増やし、一本の苗から中心の一輪より一段毎に六輪ずつ花を増やし、250~400の花を咲かせ全体で一厘の花のごとくくみ上げます。
沢山の花を、同じ大きさに、同時に咲かせるのが腕の見せ所です。
花数の世界記録は2319輪で、根の丈夫な中国ヨモギに接木し、一年間は電灯をつけて花をつけないように育てたものです。

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2009年5月22日 (金)

第30回湯島天神菊まつり_巴錦

「巴錦(ともえにしき)※」と呼ばれる菊の形です。

1_dsc_2028rNikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f4.5  1/100sec.(ISO100) ストロボ発光

2_dsc_2030r_2中をちょっとのぞいてみました。

Nikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f4.5  1/100sec.(ISO100) ストロボ発光

※ 巴錦:
巴錦は、花びらの内側が深紅、外側が黄金色の大変豪華な色が特徴の中菊(花径10cm程度)古典菊です。約200前(江戸中期)参勤交代のおり加賀藩主前田公が「巴ノ菊」と命名し葛飾北斎肉筆「菊図」の中央に描かれた名菊。
現在鑑賞菊のほとんどの品種が十年前後で消えていく中で大変な長寿菊として知られます。

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2009年5月21日 (木)

第30回湯島天神菊まつり_江戸菊

「江戸菊 ※」と呼ばれる菊の形です。

1_r0010496RICOH GX200  at f4.9  1/290sec.(ISO64)

2_r0010499RICOH GX200  at f4.1  1/380sec.(ISO64)

※ 江戸菊:
江戸時代に江戸、伊勢、嵯峨(京都)、美濃、肥後、奥州などの地方で独特の菊が発達しました。現在は、全部をまとめて古典菊と呼び、個別には昔の地方名で呼んでいます。
江戸で発達し、江戸で盛んに栽培された江戸菊は、はじめ花芯を見せて平らに咲き、その後平弁やサジ弁がよじれながら立ち上がって花芯を包み込み、品種特有の花型になります。
この特殊な花弁の動きから狂い菊とか芸菊とも云われました。

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2009年5月20日 (水)

第30回湯島天神菊まつり_広物

「広物(ひろもの)※」と呼ばれる菊の形です。

1_dsc_2045rsNikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f4.5  1/100sec.(ISO100) ストロボ発光

2_dsc_2044rNikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f4.5  1/100sec.(ISO100) ストロボ発光

※ 広物:
幅広の花形をしたもの。一重咲きの「一文字」と八重咲きの「美濃菊」がある。
「一文字」…明治元年(1868)から皇室の紋章になったので、御紋章菊とも呼ばれます。花弁の大きさが揃い、幅広でしわの少ないものが良い花です。
「美濃菊」…美濃地方で発達したもので、幅広花弁の八重咲きです。花芯を包む三角の帆立弁が整然と並んだものが良い花です。

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2009年5月19日 (火)

第30回湯島天神菊まつり_厚走り

「厚走り(あつばしり)※」と呼ばれる菊の形です。

1_dsc_2023rNikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f4.5  1/100sec.(ISO100) ストロボ発光

2_r0010491RICOH GX200  at f7.6  1/710sec.(ISO64)

※ 厚走り:
厚物の花の下部に長い花弁(走り弁)が放射線状についたもので、走り弁がある分花が大きく見えるので人気があります。走り弁は袋状で先が尖ったものを剣走りと呼び、良い花とされています。近年の代表的品種は国華由季。

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2009年5月18日 (月)

第30回湯島天神菊まつり_厚物

「厚物(あつもの)※」と呼ばれる菊の形です。

1_dsc_2014rsNikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f4.5  1/100sec.(ISO100) ストロボ発光

3_dsc_2041rNikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f4.5  1/100sec.(ISO100) ストロボ発光

4_dsc_2053rNikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f4.5  1/100sec.(ISO100) ストロボ発光

※ 厚物(厚咲き):
花の中心に向かって周辺から数百本の花弁が鱗状(うろこじょう)に組み上がって、半球型に咲く大菊の代表的な花型です。
三つの花が揃って大きく、高く盛り上がってボリュームがあり、全体の草姿が整っているものがよい作品です。
近年の代表的品種は国華越山。

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2009年5月17日 (日)

第30回湯島天神菊まつり_管物

「管物(くだもの)※」と呼ばれる菊の形です。

1_dsc_2001rNikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f4.5  1/100sec.(ISO100) ストロボ発光

2_dsc_2002rsNikon D200  Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8
at f4.5  1/100sec.(ISO100) ストロボ発光

3_r0010487RICOH GX200  at f3.6  1/153sec.(ISO64)

※ 管物(管咲き):
花弁が管状になっているためこの名で呼ばれ、花弁の大きさによって太管(ふとくだ3-5mm)、間管(あいくだ2-3mm)、細管(ほそくだ1-2mm)、針管(はりくだ1mm以下)に分けられます。花の中心部が茶筅状(ちゃせんじょう)と盃状になるタイプがあり、品種の特徴が表れていることが求められます。
外側に長い走り弁があり、花芯を囲んで段々になる抱え弁の先端が固く玉巻きになっている繊細な美しさが命です。

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